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ケガについて
捻挫や脱臼、骨折などのケガは、皮膚の中で起きているので何が起きているかイメージしにくいかもしれませんが、基本的には出血を伴うスリ傷や切り傷と同じで、骨や靭帯、関節周囲の組織がケガをして皮下で出血してしまったような状態です。
骨折・脱臼・捻挫・打撲等どんなケガでも組織が壊れてしまっている為、元の位置の戻し適切な固定をする必要があります。
(例えば手を切ってしまった場合、無理に動かしているとなかなか血が止まらないのと同じようなイメージです)
多くの場合、適切な固定をすると痛みはかなり改善します。
初期処置を適切に行わず無理をしてしまうと、ケガがなかなか治ろうとせず痛みが長引いて、痛みの原因も複雑になります。
痛みがでたら早めに対処することが重要になります。
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骨折
骨折とは、骨が折れてしまった状態です。骨が壊れることを骨折と言うのでヒビや、骨の一部分が欠けたり、凹んだ場合でも骨折です。また、スポーツ選手(特に学生)では、日々の練習の繰り返しの負担で疲労骨折を起こす場合もあります。ケガをした時に、「動かせたから大丈夫」「歩けるから骨は折れていない」とよく間違った判断される方もみえますが、微細な骨折やヒビのような骨折、疲労骨折の場合には、そのようなことが出来てしまう場合もあるため、ケガをして痛みがあれば自己判断せず受診することをお勧めします。
適切な初期処置をして必要に応じて病院への紹介もさせていただきます。初期は固定管理をし、固定が取れた後は、筋力や動きをもとに戻すためのリハビリをします。 -
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脱臼
脱臼とは、骨が外れてしまった状態です。単に外れただけ戻ってしまえば問題ないと思う方もみえるかもしれませんが、骨が外れてしまうほどの力が加わった時には関節の周りの組織(靭帯や関節包など)は大きく傷ついてしまいます。また、脱臼に伴って骨折を生じることもあります。
治療は、関節周囲組織の修復を考えて一定期間の固定が必要になります。初期処置を誤ると、脱臼が癖になってしまったり、痛みが長引いてしまうこともあります。 -
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捻挫
捻挫とは、関節を包む関節包や靭帯などを損傷した状態です。捻挫した場合、関節周囲の組織は大なり小なり組織の損傷が起こります。痛みが軽度であった場合でも、ケガ直後に適切な固定をすることが大事です。これを怠ってしまうと関節が緩くなってしまったり痛みが残ってしまったりします。
また、捻挫グセはケガの後に弱ってしまった筋をしっかり改善させなかったことも原因として挙げられます。当院では症状の時期に合わせて筋力トレーニングや可動域訓練も行います。 -
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打撲
打撲とは、転倒や物に強くぶつかって筋を損傷した状態です。筋の中で内出血するため、圧迫をして内出血を最小限にする固定を行います。処置が悪いと、筋の中に血腫(血の塊)が出来てしまい、痛みを残すこともあります。
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